スペインバルで出会った、とっておきの一皿
こんにちは、みさきです。
先週、仕事帰りにふらっと立ち寄った渋谷のスペインバルで、すごく印象的な夜を過ごしました。カウンターに座って、まず最初に出てきたのが、グリーンオリーブの盛り合わせ。
カラッとしたお店の雰囲気と、なんとも言えない塩気のバランスに「これぞ、タパス!」と一人で盛り上がってしまいました。
そして、バーテンダーさんがすすめてくれた一杯のシェリー。まるで魔法のようにオリーブの美味しさが引き立って、心の中で静かに拍手。こういう小さな発見があるから、外飲みってやっぱり楽しい。
今回は、そんな「タパス × シェリー」のペアリングの魅力を、ゆるっとお伝えします。特に「シェリーとオリーブ」の関係って奥深くて、まさに運命の出会いみたいなんです。
タパスってなに?スペインの“ちょい飲み文化”

スペインに行ったことのある友人が、「現地では、おしゃべりしながら少しずつおつまみを楽しむのが普通だよ〜」と話していたのを思い出します。
タパス(tapas)とは、スペイン語で「ふた」という意味。でもお料理の世界では、小皿料理のことを指します。お店によっては1皿100〜300円くらいで頼めて、数人でシェアするのが楽しいスタイル。
ハムやチーズ、アヒージョ、ピンチョスなどなど、バリエーションもとっても豊富。中でも、オリーブは定番中の定番。スペインの陽気な空気にピッタリな味なんです。
シェリーとは?おとな女子にこそ飲んでほしい一本
シェリーは、スペイン・アンダルシア地方でつくられる酒精強化ワイン。日本ではちょっとマイナーな存在だけど、実は「タパスとのペアリング力」がすごい!
しかも、種類がいろいろあって、味の幅も広いんです。
おすすめシェリー3選(各3,000〜5,000円台)
- ティオ・ペペ(Tío Pepe)
→ フィノ・タイプの辛口で、キリッとドライ。まさにオリーブとの定番ペア。
公式サイト(英語) - ラ・ヒターナ・マンサニージャ(La Gitana Manzanilla)
→ 塩っけを感じる味わいが、オリーブの苦みと絶妙にマッチ。
楽天商品ページ - ルスタウ アモンティリャード(Lustau Amontillado)
→ ナッツのような香ばしさがある中辛口。オリーブの旨味をぐっと深めてくれます。
どれも冷やしてワイングラスに注ぐだけで、もう気分はセビリアの午後。ちょっとした贅沢、でも全然気取ってないところが好きなんです。
オリーブとのペアリング、なんでこんなに合うの?
正直、「オリーブって、そんなに主役級?」って昔は思ってました。でも、シェリーと合わせると不思議なことに、口の中で旨みと香りが重なり合って、まるでダンスしているみたい。
その秘密は、やっぱり“塩味と酸味のバランス”。
フィノやマンサニージャは酸化を防いで造るため、とってもフレッシュでドライな味わい。これが、オリーブのオイル感とピタッとはまる。しかも、口の中をサラッと流してくれて、またひとくち食べたくなる無限ループ…。
ああ、これはもう罪ですね(笑)。
おうちで楽しむタパス時間のすすめ
実はわたし、週末にちょこっとおうちタパスナイトをやってみました。シェリーとオリーブさえあれば、立派なスペイン風。あとは、チーズやミニトマト、オイルサーディンを添えれば完成。
オリーブは、スーパーや輸入食材店で気軽に手に入ります。
おすすめは「カスティーヴェルト グリーンオリーブ」あたり。500gで1000円前後でたっぷり使えるので、お得感も◎
シェリーは冷蔵庫で冷やして、ワイングラスか小ぶりなグラスに注いで楽しみます。炭酸で割って“シェリー・ハイ”にしても美味しいですよ〜。
心と舌に、ちょっとだけスペインの風を
シェリーとオリーブ。このシンプルなペアリングに、こんなに感動するなんて思わなかった。
おしゃれなワインや華やかな料理ももちろん素敵だけど、こういう「ちょっと塩っ気のある幸せ」って、大人になってからのほうがしみる気がする。
仕事でちょっと疲れたとき。気心知れた友達と、ゆるっとおしゃべりしたいとき。そんなときに、ぜひ試してほしいペアリングです。
次回は「アヒージョとシェリーのペアリング」にもチャレンジしてみようかな?もしよかったら、あなたのおすすめタパスやシェリーも教えてくださいね。
¡Salud!(サルー!)— スペイン語で「乾杯!」の合言葉です🍷