「このワイン、すっきりしてておいしい!」
「この日本酒、旨味が強くて食事に合う!」
なんとなく感じているおいしさの秘密、それが “味わいバランス” です。ワインや日本酒、料理のペアリングを楽しむときに、 「甘味・酸味・塩味・苦味・旨味」 の5つの要素、いわゆる五味を意識すると、もっと味わいを深く楽しめるんです!
今回は、ゆるのみダイアリー流の 「味わいバランス」 の基本を、ゆるっと楽しくお伝えします。
甘味(あまみ):まろやかで心地よい満足感
甘味は、飲みものや料理に コク や ふくよかさ を与える要素。ワインや日本酒にも、自然な甘みが含まれています。
例えば…
- 甘口ワイン(モスカート・ダスティ、貴腐ワインなど)
- 熟成感のある日本酒(貴醸酒や熟成古酒など)
- 料理なら、照り焼きや甘辛ダレが効いた焼き鳥
「甘味のあるお酒には、酸味や塩味のある料理が合う」と覚えておくと、ペアリングがぐっと楽しくなりますよ!
酸味(さんみ):さっぱり爽快なリフレッシュ感
酸味は、ワインや日本酒に キレ や フレッシュ感 を与え、後味をスッキリさせる役割を持っています。
例えば…
- 白ワイン(シャルドネのシャブリ、ソーヴィニヨン・ブランなど)
- 酸が強めの日本酒(生酛造りや山廃仕込みなど)
- 料理なら、レモンを絞った唐揚げや、酸味の効いたカルパッチョ
酸味のあるお酒には、脂っこい料理やコクのある料理を合わせると、バランスが取れておいしく感じます。
塩味(えんみ):シンプルだけど奥深い、食欲をそそる味
塩味は、食材の味を引き締める大切な要素。ワインや日本酒そのものには強い塩味はありませんが、塩味のある料理との組み合わせが重要です。
例えば…
- シンプルな塩焼きの魚
- 生ハムやチーズ
- 牡蠣やしらすなどの海鮮料理
塩味のある料理には、 果実味のあるワイン や 旨味の強い日本酒 を合わせると、よりおいしくなりますよ!
苦味(にがみ):大人の味わい、深みと余韻の演出
苦味は、ワインや日本酒に 複雑さ をもたらし、余韻を長く楽しませてくれる要素。苦味があるお酒は、食事との相性がポイントになります。
例えば…
- 赤ワインのタンニン(カベルネ・ソーヴィニヨン、ネッビオーロなど)
- IPAなどの苦味が強いクラフトビール
- グレープフルーツのようなほろ苦さのあるカクテル
苦味のあるお酒には、 甘味や塩味のある料理 を合わせると、バランスが取れて心地よくなります。
旨味(うまみ):味の決め手になる「だし」のような存在
日本酒やワインを語るときに外せないのが 旨味。これは、味に 奥行き や まろやかさ を与え、ほかの要素を包み込んでくれる存在です。
例えば…
- 日本酒の旨味(純米酒や山廃仕込みのもの)
- 熟成したワイン(ブルゴーニュのピノ・ノワールやリオハのグラン・レセルバ)
- 料理なら、昆布だしの効いたおでんや、チーズの熟成した旨味
旨味の強いお酒には、 同じく旨味のある料理 を合わせると、最高のマリアージュが生まれます!
味わいバランスのコツ:「対比」と「調和」
お酒と料理のペアリングを考えるとき、2つのアプローチがあります。
1. 対比で楽しむ
異なる味わいをぶつけて、お互いを引き立てる方法。
例えば…
- 酸味のあるワイン × クリーム系の料理(シャルドネ × カルボナーラ)
- 甘味のある日本酒 × 塩味のある料理(貴醸酒 × 生ハム)
2. 調和で楽しむ
同じような味わいの要素を持つものを組み合わせて、心地よい一体感を生む方法。
例えば…
- 旨味の強い日本酒 × だしの効いた料理(純米酒 × おでん)
- タンニンのある赤ワイン × 肉のグリル(カベルネ・ソーヴィニヨン × ステーキ)
どちらのアプローチも、それぞれの味を最大限に引き出す楽しみ方です!
まとめ:ゆるっと味わいバランスを楽しもう♪

「甘・酸・塩・苦・旨」の五味のバランスを意識すると、お酒選びやペアリングがもっと楽しくなります。
でも、いちばん大切なのは 「好きなものを自由に楽しむこと」!
「この組み合わせ、意外と合う!」なんて新しい発見があるかもしれません。
ぜひ、気軽にいろいろ試してみてくださいね。
今日の一杯も、ゆるっと楽しく♪