春になると、桜が咲き始めるのと同じように、魚市場にも「桜鯛」が並び始めます。桜鯛は、産卵期を迎える春にかけて身が締まり、旨みがのった真鯛のこと。ほんのり桜色に輝くその姿は、まさに春の象徴です。
今日は、そんな桜鯛を使ったカルパッチョと、相性抜群のスパークリングワインについてご紹介します。爽やかな泡と、桜鯛の上品な甘みが織りなす春のマリアージュを、ぜひおうちで楽しんでみませんか?
桜鯛のカルパッチョとは?
カルパッチョといえば、イタリア料理の定番。薄くスライスした魚や肉に、オリーブオイルや柑橘系のソースをかけたシンプルな一皿です。桜鯛のカルパッチョは、淡白で繊細な味わいの桜鯛に、レモンやオリーブオイルを合わせることで、より一層春らしさを引き立てます。
簡単レシピ
材料(2人分)
- 桜鯛(刺身用) … 150g
- 塩 … ひとつまみ
- レモン … 1/2個(果汁と薄切り)
- エクストラバージンオリーブオイル … 大さじ2
- 白ワインビネガー … 小さじ1
- ピンクペッパー … 適量
- ディル(またはイタリアンパセリ) … 適量
- 菜の花やルッコラ … 適量
作り方
- 桜鯛を薄切りにする。
- 塩を軽く振り、レモン果汁を少し垂らして5分ほど置く。
- お皿に桜鯛を並べ、白ワインビネガーとオリーブオイルをかける。
- 薄切りレモン、ピンクペッパー、ディルを散らし、菜の花やルッコラを添える。
- 仕上げにもう一度軽くオリーブオイルをかけて完成!

スパークリングワインとのペアリング
桜鯛のカルパッチョには、爽やかな酸味とミネラル感のあるスパークリングワインがよく合います。特に、次のようなワインを選ぶと、魚の繊細な味わいを引き立ててくれます。
おすすめスパークリングワイン
① フランチャコルタ(イタリア)
フランスのシャンパーニュと同じ伝統製法で造られるイタリアの高級スパークリングワイン。きめ細かい泡と、ふくよかな果実味が特徴で、桜鯛の甘みと絶妙にマッチします。
おすすめ銘柄
- 【カ・デル・ボスコ フランチャコルタ・キュヴェ・プレステージ】
🍾 豊かな泡立ちと、洋梨やアーモンドのニュアンスが感じられるエレガントな1本。
② クレマン・ド・ブルゴーニュ(フランス)
シャンパーニュより手頃な価格で楽しめるフランス産スパークリング。シャルドネ主体で造られたものが多く、すっきりとした酸味が桜鯛と相性抜群。
おすすめ銘柄
- 【ルイ・ピカメロ クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン】
🍾 柑橘系のフレッシュな香りとクリーミーな泡が、カルパッチョにぴったり。
③ 日本のスパークリングワイン
日本ワインも桜鯛と好相性。特に甲州ぶどうを使ったスパークリングは、柑橘のような爽やかさと和のニュアンスが感じられ、日本の春を味わうのにぴったり。
おすすめ銘柄
- ヒトミワイナリー h3 スパークリング 白 滋賀県の自然派ワイナリーから。無濾過・にごりタイプの個性派スパークリングで、酵母の旨みが口の中に広がります。桜鯛のカルパッチョに、オリーブやケッパーを添えると相性◎。
春の訪れを感じるペアリングで乾杯!
桜鯛のカルパッチョとスパークリングワインの組み合わせは、まさに春の訪れを感じる一皿。お花見気分を味わいながら、家でゆったりと楽しむのも素敵ですよね。
軽やかな泡が口の中で弾け、桜鯛の優しい甘みと溶け合う瞬間は、まさに春のごちそう。

この週末は、ぜひ桜鯛のカルパッチョとスパークリングワインで、春のペアリングを楽しんでみてください。きっと、新しい季節の始まりを感じることができるはずです。🌸🍾